私の家は、平屋の3LDKでキッチンを除いてすべて
畳の部屋で、少し古臭い感じが残る家なんです。(こんな感じ)
今回、実際にDIYを行った部屋がこちらになります。
どうですか?プロ級の仕上がりでしょ?(笑)別の部屋に来たみたい♪
和室をリフォームするだけでこれだけイメージが変わります。
今回は、畳の処理の仕方からフローリングに張り替えるまでのやり方・注意点、
さらには、畳に敷くだけで簡単にフローリングになる裏技的な方法も最後にご紹介しています。
これは、マンションや賃貸・団地などでどうしてもフローリングにしたい方向けにおススメです。
では、この記事を参考におしゃれなフローリング生活を手に入れてくださいね。
畳からフローリングに張り替え!DIYは簡単だがやり方を知らなきゃ損をする
まず、畳の部屋をフローリングに張替えるために、知っておくべきことがあります。
- 部屋の寸法を測る
- 畳を処分する
- 必要な材料を揃える
では、一つ一つ詳しく解説していきます。
① 部屋の寸法から計っていこう!
畳は、住んでいる地域によって大きさが違うため、同じ6畳分のフローリング材を
購入した場合、予定していた枚数では足りなかったということが起きてしまいます。
そのようなことがないように、正確に測っておく必要があります。
主な畳(1畳分)の大きさはこの5パターンなのですが、大きいものと小さいもの
との差が最大で21センチ近くもあることにビックリすると思います。
管理人も今回のDIYで初めて知りましたからね。
事前に自分の家の畳の大きさが、どれくらいなのか測っておきましょう!
- 京間・本間の大きさ:191cm×95.5cm
- 六一間の大きさ:185cm×92.5cm
- 中京間(三六間)の大きさ:182cm×91cm
- 江戸間の大きさ:176cm×88cm
- 団地間(五六間)の大きさ:170cm×85cm
私が用意したフローリング材は「12×303×1818」
1セットが1坪分6枚入り(畳2畳)を3セット用意しました。
このフローリング材にあう畳の大きさは「中京間の182cm×91cm」になります。
私の家の場合で考えると、六一間の大きさ「185cm×92.5cm」にあたるので、
今回購入したフローリング材(3セット)追加で2枚あれば大丈夫ということになります。
これで部屋の広さが、縦:3,700mm 横:2,775mmということがわかります。
ただ、今回は畳の大きさから部屋全体の寸法を計測しましたが、
純粋に縦と横の長さを測っても大丈夫です。
② 畳を処分する場合はどうするの?
畳の部屋をフローリングに変える際、必ず処分しないといけないものが「畳」
処分する方法としては・・・。
- クリーンセンターへ持っていく
- 不用品回収業者に依頼する
- 粗大ゴミとして取りに来てもらう
今回は、自分でクリーンセンターへ持っていき
処分してもらう方法にしました。(最も安くできる方法)
私が処分した場合、どれくらいの重量で金額はいくらだったのか?わかりやすく
するために、領収書を画像として貼り付けておきますので、参考にしていただければと思います。
これはあくまで、私の市のクリーンセンターでの処分費用になるので、
捨てる場合はお近くの処理施設へ電話にてお問い合わせください。
さすがに重たいと思ったら、6枚で160キロもあったんですね。
1枚当たり約26キロ(処理費用は約130円)くらいになります。
そして、畳を捨てると下地の木材が出てきます。
③ 寸法を測り必要な材料を揃える
実際に使用する断熱材と根太は事前にホームセンターでカットして
おきましょう。そうすることで作業効率を上げることができます。
また、木材カットについては、1つの木材に対して3カットまで無料など
お店によっては、有料(1カット20円など)のお店もあります。
畳をフローリングに変える場合、最も重要になるのが畳と同じ厚みに
材料を揃えること!私の家で言えば、畳の厚みが54mmでしたので当然、
根太やコンパネ・フローリング材を合わせて54mmに調整する必要があります。
今回は「床鳴り防止と強度の面」からコンパネを入れましたが、入れないやり方も
ありますので、どちらを選んでも大丈夫かと思います。入れない場合は、根太の
厚みを12mm多く取る必要があるので注意して下さいね。
畳をフローリングに変えるdiy!費用はいくらかかるの?
- フローリング材:3セット追加で2枚購入:20,054円
- スタイロエース断熱材:5枚(30×910×1820):9,100円
- コンパネ:6枚(900×1800):8,700円
- フロアー釘:(15×38):278円
- 根太(198×30×45)18本:3,174円
トータルで41,306円でリフォームすることができますが、
現在は円安の影響でコンパネが通常の倍の値段するので注意が必要です。
6畳をリフォームする場合はコンパネの枚数は通常「6枚」ですが、地域によって畳の
大きさやコンパネの大きさが違うために、必ずコンパネの大きさは測っておきましょう!
私はコンパネの大きさを測らず6枚購入してきたら、若干ですが小さかったために
取り付けの際にめちゃくちゃ苦労しましたからね♪みなさんも気をつけて下さい。
準備した材料を配置し、リフォーム開始!
必要な材料が用意できたら、次は木材を仮置きしていきます。
木材を配置する際、部屋の中心部分を計測して印を入れておき、そこから
木材と断熱材を交互に入れて仮置きしておきます。基本的に木材と木材の間は、
303mm間隔で行うのが一般的ですが、断熱材を258mmでカットして配置すれば、
いちいち寸法を測らなくても、303mm間隔で配置することができます。
今回の場合は、45mm幅の根太を使用しているので、断熱材の幅が258mmになります。
要は、根太の幅から303mmを引けば簡単に計算することができます。
そして、床下に根太を取り付ける際には、既存の木材と根太との間を5mm
あけるようにして下さい。これは、「床鳴りを防止」するために必要ですので、
木材と木材をピッタリと合わせないようにして下さいね。(上下両方とも)
歩くたびにギ~~ギ~~って床鳴りしたらストレスになりますから・・・。
さて、仮置きができたら次は根太を中心から左に向けて、ネジで固定して断熱材を
入れていく作業になります。やり方としては、根太を固定して断熱材を間に入れて、
根太で挟み込んでネジで固定するの繰り返し。
そうすることで、根太と断熱材の間に隙間が生まれず、プロ級の仕上がりになります。
あと、断熱材を入れない方がいますが入れない場合だと、最大で「6度」
の温度差が出ますので、ここはケチらず入れていきましょう!
半分が終了、残りの半分も同じやり方でドンドン作業していきましょう!
いや~~やっと根太と断熱材を固定させる作業が終了(マジ・・。腰痛ッ)
根太の上にホームセンターで購入してきたコンパネを乗せていきます。
ここで、痛恨のミスが発生~!1,820mmで購入したコンパネが実は、長さが
1,800mmであった事に気づく。20mm足りねーーーーー(泣)
すぐにお店に電話をしてみたが、お客様が購入されたものは900×1,800mmの
コンパネでございますとの回答。シーーーン・・・・・・無言(激汗)。
コンパネは910×1,820が当たり前と思っていた私が犯した最大のミス。今回は、
お店に返品するのはちょっと面倒だし、こちら側の確認ミスということも
あり、強引に取り付けてみました。
通常ならばここまで隙間はできないのですが、寸法ミスによりギリギリ根太の
上にコンパネが乗っかっている状態。今回はこれで行くことにしました。
コンパネを固定したら、次はフローリング材を上から張っていく作業になります。
通常であれば、ハンマーでフロアくぎを打っていかなければならないのですが、
今回は知り合いの大工さんから「くぎ打ちマシーン」を借りてきました。
これが、超~簡単にくぎが打てて作業効率がいいこと。
でも、こんな機械ないよって方がほとんどなので、フローリングを上手に
しかも、キレイに切断する方法やくぎの打ち方など、前回の記事
「押入れをクローゼットに変えるDIY」で作業の様子を
詳しく解説していますので、そちらを参考にして下さいね。
ハンマーで打つよりくぎ打ちマシーンの方がはるかに速い。あと、
フローリング同士をつなげる際は、直接ハンマーなどで叩かないように
して下さいね。必ずあて木をしてハンマーで叩くようにして下さい。
さて、作業の方も最終段階にきて、残すとこ2枚のフローリングを張れば終了になります。
リフォーム前の状態がこんな感じ
そして、リフォーム後はこんなにキレイになりました。前回のDIYで
押入れをクローゼットに変えて壁も漆喰で塗装したので、全く別の
部屋に来たみたいになりました。満足満足 ^^
敷くだけで畳から簡単にフローリングに出来るアイテムをご紹介
賃貸マンション・団地・アパートでお住まいの方は、畳をフローリングに
するのはやっぱり無理~~って方。まだあきらめないでくださいね。
畳の上に敷くだけで簡単にフローリングになっちゃう夢のような商品がありました。
ただ、いくつか注意点がありますので、気になる方は参考にしてみてください。
- 防菌・防カビなどが施されたものを選ぶ
- オーダーカットが可能なお店を選ぶ
- プリント柄ではなくウレタン塗装を選ぶ
では、一つ一つ解説していきます。
① 防菌・防カビなどが施されたものを選ぶ
畳の上にカーペットなどの通気性が悪いものを置くとカビやダニが発生します。
私も以前、畳の上にカーペットを敷いていましたが、5年後にめくってみると
「黒カビ」がすごかったのを思い出します。
通気性が悪いと喘息など呼吸器系の持病を持っている方は特に注意が必要です。
なので、防菌・防カビが施された商品を選びましょう。そのような商品がない場合は、
防菌・防カビシートを下に敷いてからにしましょう!
② オーダーカットが可能なお店を選ぶ
部屋の大きさが6畳だからと言って、お店で売ってある同じ6畳のものを
買ってきたら、大きさがぜんぜん違ったってことがあると思います。
これは団地間、江戸間、京間・本間などで大きさが変わってくるためです。
ですから、商品を選ぶ際はオーダーカット(ほとんどが有料)ものを選びましょう。
カット代金は1,800円程度ですので、そこはケチらない方がいいですね。
③ プリント柄ではなくウレタン塗装を選ぶ
これは値段によって変わるので、安いものはプリント=剥がれやすい、
ウレタン塗装=丈夫で長持ちといった感じ。
使い方によって選ぶといいですが、長くいつまでも使いたいなら、ウレタン塗装が
おススメです。
以上、3つの注意点をご紹介しました。畳をフローリングにしたいけどどうしたらいいの?
そんな方は敷くだけでOKなフローリングカーペット(マット)がおススメです。
まとめ
今回は、畳をフローリングに変えるDIYに挑戦しましたが、振り返ってみて
施工作業以上にやり方をネットで調べたり、部屋の寸法(材料など)を測ったり
などの前準備にかなりの時間がかかりました。
賃貸やここまで大掛かりな施工は無理という方でも、今はシート系の
床材やウッドカーペット・タイルマットなどを使ってDIYする方もいます。
でも、41,306円で畳の部屋をフローリングに張替えできたのには大満足!
例えば、これを業者にやってもらうとしたら、10万円くらいの費用が必要に
なるので、いかに自分でやると費用を抑えることができるのか改めて実感しました。
痛恨のミスはありましたが、失敗から学ぶこともたくさんありますから、
DIYってやはり楽しいです。学ぶ事っていくつになっても新鮮ですね!